淡路島も梅雨の季節に入り観光が落ち着くシーズンではありますが、雨の日でも楽しめる淡路島の絶景「あわじ花山水」を取材してきました。6月から7月上旬まで見ごろを迎える夏の花「紫陽花」が敷地内に約70種、約4千株が一面に広がる魅力あふれるこの季節に行って欲しい観光スポットです。
目次
山の小道を抜けると現れる日本の原風景
洲本インターチェンジを下り更に、下道を約10kmほど進んだ、淡路島の洲本市千草戊の竹原貯水池上流にある「あわじ花山水」。到着までの道中では山間部を車で進みますが、すれ違いが難しいほどの一本道となっており、運転が苦手な方は少し注意が必要です。
施設横には、無料の駐車場が完備されており利用することができます。駐車場からたくさんの紫陽花が咲いており、入園前から気分が高まります。正面看板があり、少し進むと左手に受付があります。入園料は、大人(中学生以上)から1人当たり800円。小学生以下は無料です。
受付横には、休憩スペースが完備されており、一休みすることもできます。あわじ花山水で育てられた生花やドライフラワーが綺麗に飾られ、落ち着いた空間となっています。見ごろの季節は、気温も暑く小休憩ができる無料のスペースがあるのは大変嬉しいですね。
老若男女誰もが感動する大自然と紫陽花の絶景は見もの
さらに、奥へ進むと色とりどりの紫陽花が右にも左にも満開に咲き、歓迎している様に包み込んでくれます。どれも綺麗に手入れされ素敵な紫陽花ばかりです。一歩一歩進みながらどんな紫陽花が咲いているのだろうとワクワクが止まりません。綺麗に咲いているだけでなく、あわじ花山水に入園したお客様を楽しませる仕掛けが沢山です。
水辺鮮やかに映る紫陽花
園内には、スイレンが咲く池の上を伝う小橋があります。中心に立ち池に紫陽花を反射させながら撮影すると原風景が引き立った写真を撮影することができます。
まるでジブリのような名物フォトスポット
あわじ花山水の中でたくさんの観光客が記念撮影を楽しむ、名物フォトスポットです。自然で作り上げた可愛いキャラクターと紫陽花が観光気分を盛り上げてくれます。すぐ側の撮影台を活用すると並んで撮影できます。
紫陽花で彩るハートのフォトスポット
色とりどりの紫陽花がハートの型になった可愛いフォトスポットも。家族やカップルでハートの中に入って記念撮影を楽しめます。
あわじ花山水を一望できる展望台
あわじ花山水の紫陽花の景色を一望したい方におすすめのフォトスポットです。
中央には、展望台が設置されており施設一帯360度見渡すことができます。広い敷地にたくさんの紫陽花が綺麗に咲く非日常的な景色を楽しめます。
あわじ花山水で育った紫陽花のブーケが購入可能
あわじ花山水では、数量限定で大切に育てられた紫陽花がブーケになって販売されています。その日によってブーケになる品種も違い可愛い花に出会える楽しみも。思い出に購入される方が多いのだとか。足を運んだ際には、是非一度ご覧になってはいかがでしょうか。
オーナーの水田進さんの思いが詰まったあわじ花山水
あわじ花山水のオーナー水田さんにも話を聞くことができました。あわじ花山水は、水田さんが個人で15年間営業し大切に紫陽花を育てられてきたそうです。活動のきっかけは、生き物の多様性と美しい景観を育んできた集落が、高齢化と人口減などもあり4世帯8人と言う限界集落となり、美しい豊かな自然と生まれ育った故郷を消滅させたくないという思いから、自ら「花とみどり」による観光客や交流人口増加の場を創ろうと紫陽花園を始め、2022年の第32回全国花のまちづくりコンクールでは「農林水産大臣賞」を受賞したそうです。
そんな思いが形となり、今となっては秘境な場所にありながら、観光客の方が取材時にもたくさんの方で賑わっていました。観光客の方々へ土地の魅力や紫陽花園に対する想いを伝える水田さんはとても魅力的な方で、またこの場所へ訪れたいなと思える心地の良い空間でした。
あわじ花山水 概要
住所
兵庫県洲本市千草戊60
電話番号
0799-22-7300
営業時間
2024年6月1日㈯~7月上旬 9:00~17:00
入園料
中学生以上 800円
駐車場
あり(無料)
注意事項
①ペット入園不可(抱いての入園も不可になります)
②車椅子OK(敷地内バリアフリー【一部除く】)
③弁当持込可(ゴミは持ち帰り必須)
開花状況などは「あわじ花山水」公式Instagramで毎日更新されています。