ワインの新酒(ヌーヴォー)とは、その年に収穫したブドウで作られたワインです。フランス語で「ヌーヴォー」は「新しい」という意味で、ワイン業界では「当年産のワイン」を表します。ヨーロッパでは多くのブドウ畑で9月~10月に収穫となり、わずか2ヶ月でワインが出来上がります。
ボージョレ・ヌーヴォは、毎年11月の第3木曜日午前0時に解禁されます。そのフレッシュな味わいと収穫をお祝いする文化として日本でも馴染みがあるイベントになっていますね。今年は前評判も良く期待が高まっています。しかし、ワインの新酒はフランスだけではなく、様々な産地でお祝いされます。
特に今回はイタリアワインについて「Grand Baobab」のSommelier Exellenceの資格を持つ石動さんにインタビューしてきました。
目次
オーベルジュ フレンチの森 Grand Baobab
淡路島にあるオーベルジュ フレンチの森はコンセプトが違う3棟のレストランが連なる大人の隠れ家のような施設です。その真ん中の棟がグランド・バオバブです。イタリアンとフレンチを掛け合わせたフランス料理のコースをカジュアルに楽しめるスタイルで提供している人気店です。
ソムリエの石動(いするぎ)さんはグランド・バオバブに常駐しています。淡路島産の素材本来の味を最大限に引き出す味付けでソムリエセレクトのワインとのマリアージュをお楽しみいただけるレストランです。
イタリアワインについて
イタリアは国内20州の各土地でワインの生産が可能で、その土地柄ごと個性的な味わいのワインが作られています。このような国はワイン生産国の中でも珍しく、州ごと際立った特徴を楽しみながらお好みを探すのも楽しみの一つです。
ヴィーノノヴェッロ
10月30日から解禁されるイタリアワインの新酒をビーノノヴェッロといいます。飲みやすく、ブドウの香りがするフレッシュさ。紫色のブドウ色が特徴です。石動さんに飲んだ感想を伺いました。「今年は果実感に加えてクローブ、シナモンのような甘めのスパイスを思わせる、しっかり成熟したブドウで造った香りがします。誰が飲んでも好きな味わいに仕上がっていると思います。ワイン好きの皆様、秋の収穫祭としてお祝いしてはいかがでしょうか。ボジョレーヌーヴォーは甘いキャンディのような香りがしますが、こちらは、その香りが控えめで新酒なのに味わい深いのも特徴の一つです。」どうやら今年の新酒は非常に出来が良いようです。果実味が際立ったワインでごくごく飲めてしまいそうでした。
淡路ビーフとのペアリング
グランド・バオバブのフランス料理コースの中に頻繁に登場する淡路ビーフ。淡路島の名産であり極上の和牛です。石動さんに淡路ビーフと合わせたいワインについて伺いました。「イタリアにも肉料理といえばこれという料理があります。「ビステッカ アッラ フィオレンティーナ」といい、フレンチェで一番有名な郷土料理で巨大なTボーンステーキです。これに合わせるのが中部トスカーナ地方のキャンティ。不動のコンビネーションとして知られています。このお肉料理にぴったりのイタリアワインはもちろん淡路ビーフにもぴったり。そこで淡路ビーフにあわせるときに、おすすめは、同じトスカーナ地方の赤ワインです。ブドウ種はサンジョヴェーゼで、ダークチェリーを思わせる果実味と香りがあり、フルーティーでありながら味わいは、ドライで滋味深さあるワインです。堅苦しいワインではないけれど、味わい深いのが特徴的です。」伝統的なお肉とのコンビネーションワインを淡路島でも味わえますね。
海鮮と合わせたい白ワイン
淡路島は海に囲まれた新鮮な海の幸が豊富な島です。シーフードにあうワインを伺いました。「明石海峡で採れる鯛などの白身のほか、甲殻類にもおすすめのワインが、アルバリーニョ。アルバリーニョは、スペイン・ガリシア州のリアス・バイシャスやポルトガルのミーニョ地方など、主にイベリア半島の北西部で栽培されている白ワイン品種です。スペインの白ワインを代表する高貴な品種と言われています。その産地も海辺であることから海のワインと呼ばれています。飲むと海の景色が広がるワイン。豊富に含まれたミネラルのためかほんのり塩味を感じるほどです。」海を感じる白ワイン、シーフードとの相性は抜群。ぜひ淡路島の新鮮な魚介類と一緒にいただきたいワインですね。
ソムリエが選ぶとびきりのおすすめワイン
石動さんおすすめのとびきりなワインはどれですか?とお聞きして出てきたのが、プイィ・フュイッセ(POUILLY FUISSE)。フランスのブルゴーニュ地方中央部にあるマコネ地区で生産される辛口の白ワインです。「ブドウの品種はシャルドネ。ジュリエットラグランドという副題がつけられたワインです。コルディエという方が生産者なのですが、コルディエがジュリエットという愛娘の名をつけて自分の愛娘のように手塩にかけて育てたとびきりのワインという意味が込められてその作り手のストーリーも含めておすすめです。貴腐ブドウが含まれているのに、ドライで、マロングラッセを思わせる風味があります。ほかには、最上級のハチミツのようなまろやかさといえるかもしれません。甘美的味わいのワインが好きな方にお勧めのワインで、沼島産の伊勢海老などとよく合います。またこの季節提供されるマロンのスイーツと合わせるのもいいですね。」石動さんは作り手のストーリやー産地ならではの風景、文化など旅をするようにワインを楽しむことをおすすめしてくれるソムリエです。興味があるかたは色々質問してみてくださいね。
クリスマスや記念日など特別な夜にはシャンパーニュを
特別な夜にはシャンパーニュをボトルでたのまれるとロマンチックでおしゃれと石動さんはおすすめします。「テーブルにボトルクーラーがおかれるのも、特別な夜の演出にもぴったり。ロマンチックなクリスマスナイトやお誕生日などに喜ばれる演出です。グランド・バオバブでもクリスマスには限定コースでご予約を受け付け中です。ぜひ今年のクリスマスは淡路島でお過ごしください。」期間限定のコースとおとぎ話に出てくるようなかわいらしい趣、ライトアップされたオーベルジュ フレンチの森はロマンチックな夜にぜひ訪れてほしいレストランです。
また結婚記念日など特別な夜にはその記念の年のヴィンテージワインを用意したり特別な思い出になるようおすすめするそうです。
お酒を飲めない方にはノンアルコールワインを
お車で来られる方も多い淡路島、そんな方へのおすすめを伺いました。「脱アルコール製法という方法で本物のワインから作られたノンアルコールワインをお勧めします。ワインの味わいそのままにお車でも安心で雰囲気満点のおすすめドリンクです。」
フランス料理コースというと敷居が高く感じられる方もいらっしゃるかとおもいますが、オーベルジュ フレンチの森の中でも、グランド・バオバブはカジュアルなレストランです。グラスワインも1000円からとお気軽に楽しめます。ぜひリラックスして淡路島の夜をお楽しみください。優しいソムリエのおもてなしできっとご満足いただけるディナーになると思います。
車社会の淡路島は運転代行が盛んです
車社会の淡路島では飲んだら運転代行してもらうことが多々あります。定員に一人余裕がある場合(運転手さんが乗るので)タクシーよりも割安にすむことも人気の秘密です。
運転代行の会社は昼間別の仕事をしている方が多く、夜19時以降に電話がつながりやすいのが特徴です。心配の場合は前日の夜などに手配しておくと安心です。淡路島北側エリアの代行会社をご紹介します。
東浦運転代行サービス
0799-70-1123
むろづ代行
https://murodudaiko.jimdofree.com/
ツナ代行
090-1029-0027
淡路島のタクシー会社は下記です。
浦タクシー
ご滞在先がお近くの場合や最寄りのバス停などの場合はオーベルジュ フレンチの森に前もってご相談ください。
簡単ネット予約
住所 | 兵庫県淡路市楠本字場中 2593 番 8 無料周遊シャトルバスをご利用いただけます。 |
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駐車場 | あり(無料)予約時に事前にお申し出いただけますと、優先的にご案内させていただきます。 |
電話番号 | 0799-70-9063 |
公式HP | https://frenchnomori.jp/grand_baobab/ |
公式HP | Table Check / 食べログ / 一休レストラン / HOT PEPPERグルメ OZmall |
営業時間 | ランチ:11:30~15:30(最終入店13:00) ディナー:17:30~21:30(最終入店19:00) 定休日 水曜日 |
メニュー | ランチコース 3,800円~ ディナーコース 7,800円~ ※価格は税込です。 |
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