ロシアによる ウクライナへの軍事侵攻により 、 民間人を含む多くの犠牲者が出る中、近隣諸国に逃れるウクライナ避難民は500万人以上に上ると言われています。そうした方の中には、“ バレエ大国 と呼ばれるウクライナ各地のバレエ団で活躍するバレエダンサーや、“東欧のシリコンバレー”とも称される高度な IT 教育を受けたエンジニアなど、高いスキル・経験を持ちながら避難先での活躍が叶わず、新たな未来を切り開けずにいる方も多くいます。そこでこの度、パソナグループは、ウクライナ避難民の日本への避難と淡路島での新生活、その後の新たなキャリア構築を支援する『 パソナグループ ウクライナ支援プロジェクト』を開始いたします。バレエダンサーをはじめとするアーティストやITエンジニア等とその家族を対象に、淡路島への避難費用を支援するほか、就業研修や日本語研修、就業機会の提供等を行います。それに伴い、新たに『パソナグループ ウクライナ支援基金』を設立し、渡航費や生活費、各種サポート・環境整備等に活用してまいります。パソナグループは本取り組みを通じて、ウクライナ避難民の方が日本で新たな未来を切り開くことを支援すると共に、世界各国から集まった多様なバックグラウンドを持つ方々が、それぞれの才能・能力を活かしてイキイキと活躍する「グローバルアイランド・淡路島」の実現を目指してまいります。
ウクライナバレエダンサー2名が淡路島に到着

2名のバレエダンサーは以前、リビウ国立バレエ団に所属していたものの、ロシアによるウクライナ侵攻開始により生活が一変しました。いつ警報がなるかわからない中、バレエ公演や練習もままならない日々が続いていたそうです。
関西空港でお二人を出迎えたのは世界的なバレエダンサーとして活躍し、キーウの国立バレエ学校で指導経験もある、針山愛美さん。パソナグループ事業開発本部所属の社員でもあります。針山さんは今回来日した2名をはじめ、今後来日予定のバレエダンサーやバレエ講師の方と連携しながら、淡路島青海波波乗亭で公演を開催予定です。
【日本に避難されたバレエダンサーの今後の公演について】
・5月14日(土)/リビウバレエ団出身のバレエダンサー2名(関西国際空港に到着)
・5月下旬予定 /以前に日本在住歴のあるバレエ講師1名が来日(関西国際空港に到着)
・6月時期未定 /バレエ講師1名が日本語を学習中の娘1名と共に来日予定
・6月18日(土)、19日(日)/ウェルカム公演(場所:青海波 波乗亭)
・8月24日(水)/ウクライナ独立記念日 バレエ公演(場所:未定)
5月22日 読売新聞の掲載記事
「祖国のバレエを見せたい」
ウクライナから避難のダンサー 公演に向け練習再開…兵庫・淡路
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20220522-OYO1T50014/
5月19日 NHKオンライン 掲載記事
ウクライナから避難のバレエダンサーが滞在先の淡路島で初練習
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20220519/2020018172.html