劇場波乗亭オリジナルショー『舞い踊る郷の響きーふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)ー』は、観るだけでなく“感じる”“心揺さぶられる”ドラマティックショーです。
この夏からはメインボーカルを実力派ミュージカル俳優の近藤真行、坂元健児によるWキャストにてお送りしています。春公演より、キレキレ秋田音頭や津軽じょんがら節、ソーラン節なども登場!ついに、高田屋嘉兵衛の足跡は北海道へ!音と舞で巡るふるさとの旅、2025年7月26日より絶賛上演中です。
今回は太鼓奏者の五十嵐広大さん、ヴァイオリン奏者の喜連麻衣さんに作品について独占インタビューしました。
太鼓奏者 五十嵐広大にインタビュー

①春公演との違いや、パワーアップしたポイントはどこだと思いますか?
後半がとにかく熱い!!これに尽きると思います!
前半は古くから日本の生活に寄り添った哀愁に満ちた民謡と言った感じなのですが、夏から追加された曲はとにかく盛り上がる曲の連続です!
開演前にうちわ売りと一緒に行う拍手や歓声の練習が活かされる時間ですので、たくさん盛り上がって頂けると嬉しいです!
(そして是非開演15分前から客席にお越しください♪)
②ダンス・殺陣・和太鼓など、身体的な表現で特に苦労した点や楽しかった点は?
※新曲に限らずでも大丈夫です。春ナンバーの場合はそこからの感じ方の変化なども伺いたいです
太鼓演奏と一言にいっても曲やシーンによっていくつかの役割があります。
歌い手の感情を音にするとき、
自然物を音にするとき、
太鼓打ちとしてそのシーンに存在するとき、
自分の今の役割や曲の中で何が起きているかを考え、想像して表現することを意識しています。
田原坂では戦の始まる陣太鼓や、
ぶつかり合う太刀筋、
ソーラン節では北国の荒波、
音だけでなく身体の使い方や
空気感で表現をするようにしています。
③日本各地の文化を舞台で表現するにあたり、どのようなことを意識されましたか?
日本には各地に民謡やお祭り、そして太鼓の演奏方法があります。
しばれる北国は寒いのでどんどん拍子が早くなり、温暖な南国ではゆったりとした拍子が多いと言われています。(諸説はあります!)
今回の舞い踊るでは新たに東北北海道や沖縄の曲が加わり、よりその土地の風土を感じられるかと思いますのでお楽しみください!

④他のキャストやミュージシャンとの稽古中のエピソードがあれば教えてください
夏公演でもダンサー、ボーカルメンバーが太鼓に挑戦してくれています!春公演で初めて太鼓に触れたメンバーも今回に向けてさらにレベルアップするためお稽古をしてきました。
細かいリズムの打ち方、腕の振り方など沢山のこと伝え、どんどん吸収していく姿に何度も励まされました。
その中のワンシーンで、足を開き姿勢を低くして演奏する場面があるのですがダンサーの体の柔らかさを活かしとにかく低い姿勢で演奏してくれるんです!
僕には真似できないみんならしい技が光っておりますので、是非注目してご覧ください!!
⑤初めて観に来るお客様に向けて、一言お願いします
とうとう今回の作品で高田屋嘉兵衛は北海道へと辿り着きます!
小さな淡路島で生まれた1人の男が日本という大きな島を旅した奇跡を辿りながら客席のみなさんとともに日本一周できたら嬉しいです!波乗亭でお待ちしております!!

ヴァイオリン奏者 喜連麻衣にインタビュー

①春公演との違いや、パワーアップしたポイントはどこだと思いますか?
パワーアップしたポイントはもう圧倒的北国の民謡が加わったことではないかなと!
北の大地が持つ力強さに私たちも自然と突き動かされて、後半はもう全員がパワー全開で畳み掛けて突き進んでます!きっと舞台上からの熱気を感じていただけるはずです!
②演じるにあたって、意識している表現や演出上の工夫はありますか?
民謡の抑揚をヴァイオリンで表現するために、音の抜きを意識したりビブラートの幅に変化をつけたり、ポルタメント(ある音から別の音へ移る際に、音を滑らかにつなぎ音程を徐々に変化させる奏法)を多用したり。どのようにしたらその民謡の持つ雰囲気をヴァイオリンで出せるかを常に意識して演奏しています。
③今回登場する民謡(例:秋田音頭、ソーラン節など)で印象に残っている曲は?
ソーラン節です!
小学校の運動会でやった時に、誰よりも声出して誰よりも体勢低くやってやろうとバリバリに気合い入れて取り組んでいた思い出深い大好きな曲です笑
本作品ではロック調にアレンジされていて更にかっこいいソーラン節になっていて、テンション上がること間違いなしの1曲。気合い入れて弾き過ぎて毎公演この曲終わりにはヴァイオリンの弓の毛が切れまくっております笑

④他のキャストやミュージシャンとの稽古中のエピソードがあれば教えてください。
フルートの佐藤碧美とは大学からの仲で、一緒にいることも演奏する機会も多いので、『そう持っていきたいよな、そう表現したいよな』が阿吽の呼吸で伝わります!
太鼓ソロ前に2人で演奏させていただいている『てぃんさぐぬ花』は、本番目前のお稽古で急遽演奏追加になり、2人でまず曲を聴いてどう割り振るかなどバーっと決めて実際に音を出してみて“よしこれで行こう!”というここまでの一連の流れは20分もしないくらいで決まりました。
⑤初めて観に来るお客様に向けて、一言お願いします
土地や文化の香り!新感覚!新発見!民謡って面白い!日本ってやっぱり最高!
観劇後にこの感想が出てくること間違いなしです!一人一人が全身全霊でお届けしております!私たちのパワーを受け取りにぜひ劇場波乗亭へお越しください!

舞い踊る郷の響き -ふるさとNeo Japonism- 概要
オリジナル公演『舞い踊る郷の響き―ふるさとNeo Japonism―』は、今年3月に劇場波乗亭にて上演。宝塚歌劇団出身で同劇団や劇団四季の演出等を手掛ける、日本を代表する演出振付家の謝珠栄氏が作・演出・振付を担当し、淡路島出身で廻船商人として蝦夷地の開発に貢献した海運業者“高田屋嘉兵衛”の物語を、劇団四季「ライオンキング」初代シンバ役を演じた坂元健児氏や淡路島で活動する地方創生エンターテイナーと音楽島メンバーが、日本各地の代表的な民謡と共にお届けいたしました。
今回は、メインボーカルを坂元健児氏と近藤真行氏のWキャストでお届け。民謡は淡路島の「ふるさと淡路島小唄」をはじめ、青森県の「津軽じょんがら節」や、北海道の「ソーラン節」、沖縄県の「安里屋ユンタ」、など、日本各地の21曲の曲目にラテンやジャズ等の様々なアレンジを加え、普段と一味違った民謡をお楽しみいただけます。
出演
近藤真行(7/26~8/24)
坂元健児(8/29~9/15)
石坂光/池野千夏/音月さつき/金森なつみ/山根千緒里/原萌々花
長岡美地留/中川ひかる/吉田梨乃/田野清香/榮なつき
[演奏]
上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓・Wキャスト)
喜連麻衣(ヴァイオリン)/佐藤碧美(フルート)


日程
2025年 7月26日(土)~9月15日(月祝)
14:00 開演(13:30開場) 70~80分

チケットご予約・ご購入
【指定席】 一般 4,000円(税込)
【自由席】 一般 4,000円(税込) / 小中高生 2,000円(税込)
住所 | 兵庫県淡路市野島大川70 無料周遊シャトルバスをご利用いただけます。 |
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駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 0799-70-9020 |
公式HP | https://awaji-seikaiha.com/naminoritei/ |
予約ページ | https://www.tablecheck.com/shops/awaji-seikaiha/reserve |
営業時間 | 11:00~18:00(公演により異なる) |
定休日 | 木曜日 |
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