
2012年8月にオープンした複合施設「のじまスコーラ」。
淡路島の旅行にも大人気!のじま動物園にいるアルパカのラアルくんは、メディアにも取り上げられたこともあり、全国的にも有名な観光スポットとなっています。
そんなのじまスコーラ、実は淡路島の地方創生にも大きな役割を担っています!もちろん淡路島の地域の方々とも深い関わりが。今回は、のじまスコーラと淡路島とのつながりについてご紹介いたします。
淡路市立野島小学校

淡路島全体で2008年に54校あった小学校が、2020年には39校にまで減少しました。
この淡路市立野島小学校も、少子化の影響を受け、2010年3月に閉校してしまいました。
当時の全校生徒は26人だったそうです。1クラスの人数よりも少ない!と感じる方もいるのではないでしょうか。この野島小学校を島内外からたくさんの人が訪れる地域活性化のシンボルとするために、リノベーションをし、のじまスコーラをオープンしました。
6次産業化とは?
地域活性化のために、のじまスコーラで取り組んでいることがあります。それは、6次産業化です。
6次産業化とは、「ひとつの地域の中で、生産から加工・販売までを一貫して行う」ことで、1次産業(生産)×2次産業(加工)×3次産業(流通・販売)=6次産業 といいます。
この取り組みを通じて、地域の雇用を創出したり商品に付加価値をもたせることができ、地域が元気であり続けることが出来ます。

のじまスコーラには、カフェやイタリアンレストラン、ベーカリーなど様々な店舗が併設されています。マルシェでは地域でとれた野菜が販売されていたり、レストランなどでの料理でも地元の食材が使われています。これも6次産業化のひとつです。みなさまがのじまスコーラで何か購入していただくことで、淡路島の応援もできる!ということなのです。
地域のみなさんとのつながりと町おこし
のじまスコーラは、島外の方だけでなく地域の方にもたくさん訪れていただいています。町おこしの一環として、少子化の影響で開催できなくなっていた夏祭りを復活させるなど、地域の方々の交流の場にもなっています。校庭でみんな一緒に盆踊り、とても素敵な夏の思い出になりそうですよね!

のじまスコーラのなかでも地域の方に大人気なのは、1階にある焼きたてのパンが食べられるベーカリーです。目の前でパンを作っているところを見ることができるので、ファミリーにもおすすめです。
動物をモチーフにしたパンは子どもたちに大人気。お目当ての動物のパンに出会うことができた方はラッキーです!
廃校レストラン リストランテ・スコーラ
食の宝庫と呼ばれる淡路島。海鮮・お肉・野菜など、どれをとっても新鮮でぜひ一度味わっていただきたいものばかりです。そんな淡路島のグルメを思う存分味わうのにおすすめなのが、このリストランテ・スコーラです。「地産地消の匠」である奥田政行シェフが手掛ける、淡路島の最高の食材を活かしたイタリアンを楽しんでいただくことができます!リストランテ・スコーラは小学校の2階をリノベーションしたところで、小学校の雰囲気を感じながらお食事ができ、大人の方にとてもおすすめのレストランです。

今日のランチコースのメニューでも、前菜のサバやサクラマスといったお魚からパスタに入っている玉ねぎや卵まで、ほとんどすべての料理に淡路島の食材が使われていました。選べるメイン料理の鹿肉も淡路島で育てられた鹿で、地産地消へのこだわりが詰まったお料理ばかりです。メニューは季節によっても変わっていくのですが、特にドルチェが頻繁に変更されるとのことです。今日のドルチェは「甘酒のブランマンジェと桜のジェラート」と「なるとオレンジのヌガーグラッセ」で、なるとオレンジは淡路島だけでつくられている幻の蜜柑とも呼ばれています。アミューズからドルチェまで春の味覚を存分に味わうことができる大満足のコースでした。ぜひリストランテ・スコーラで、淡路島の四季を五感で感じてみてくださいね!
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