淡路島は優良な黒毛和牛品種で名高い「但馬牛(たじまうし)」の一大産地です。その中でも厳正な条件をクリアして市場に出る最高級牛肉「淡路ビーフ」となる牛の繁殖業を営む籾谷畜産様へ取材してきました。淡路ビーフは年間わずか150頭から200頭程度しか出荷されておらず、より希少価値の高いブランド牛です。柔らかで甘みたっぷりの赤身とそこに霜のようにきめ細かく入った脂、ほかのブランド牛にはないそのバランスの良さが淡路ビーフのおいしさをより本記事でご紹介できればと思います。
淡路ビーフの繁殖環境
籾谷畜産様は、7名の家族経営で淡路ビーフの素牛になる繁殖事業をされています。牛舎に入ると牛が生活しやすいような環境を意識されており清潔に保たれていました。空間も広く牛舎全体に音楽を流しリラックスできる空間でした。
籾谷畜産様の牛舎のこだわり
牛舎は、牛の状態に合わせて区画に分けて牛を育てていました。1区間は最大5頭までにして、牛にストレスがかからないような生活環境を整えています。更に、3か月に1回、床のおかくず(徳島県産)を定期的に交換し清掃を行い牛が歩きやすい環境にも配慮をしています。
牛舎の構造にも工夫をされており、床を良い状態に保つため換気扇を用意し、床の土や糞を乾かしそれをさらに乾燥させ、床のクッション材として再利用するなど考え抜かれています。
淡路ビーフとなる素牛
取材の中で、生まれた子供の素牛と触れ合う機会をいただきました。毎日大切に育てられているので人間にも恐怖心が少なく、近寄った際には興味津々にカメラを覗いてくれました。むしゃむしゃと餌を食べながら立派に育ち巣立ちに備えて頑張っていました。
籾谷畜産様のこだわり
肥育農家へ引き渡すまでに「健康で大きく育てる」にこだわり日々牛と向き合い大切に育てられています。細かいところまで牛のための環境に配慮した清潔な飼育環境、牛の健康状態などを意識して日々営まれています。品評会、共進会にも精力的に参加され多数賞を受賞されるほど品質の良い牛を市場に届けられています。
こだわり抜かれた淡路ビーフについてもっと知りたい方に
淡路島西海岸では、こだわり抜かれた淡路ビーフについてより詳細に魅力をお伝えするページをご用意しております。淡路ビーフを愉しめるお店などもご紹介し、特別なご予約サービスなどご用意しているので気になる方は是非ご覧ください。
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