皆さんはカレンデュラをご存じですか?「キンセンカ」と聞くとご存じな方もいらっしゃるのではないでしょうか。淡路島は日本でも2位にランクインするカレンデュラの産地です。鮮やかなオレンジ色が美しく、食用、美容、など様々な使い方ができるカレンデュラを栽培している、廣田農園さんに取材してきました。
目次
カレンデュラとは
科名:キク科
和名:トウキンセンカ(唐金盞花)
名前の由来:ラテン語で「月の最初の日」を意味する”Calendae”に由来しており、カレンダーの語源にもなっている
花言葉:慈愛、悲嘆、用心深い
原産地:ヨーロッパ地中海沿岸
開花期:3月~6月
日本でカレンデュラの栽培が可能なのは約3か所ほどと少なく、海岸沿いであること、温暖地であることが条件です。淡路島でも東海岸沿いのみ栽培が可能です。
廣田農園さんのカレンデュラの特徴・効能
カレンデュラは、食用としてや美容、そしてコスメなどにも使用されることがあり、活用の幅はかなり広いです。
特徴
廣田農園さんは、「むらじ」という種類のカレンデュラを栽培しております。「むらじ」は淡路市の東側を中心に栽培されている在来種で、八重の花のため花びらの枚数が多く、大きな大輪を咲かせることが特徴的です。また、花だけでなく、茎や葉を食べられる安心安全な商品を提供しています。
効能
カレンデュラは、傷ついた皮膚や粘膜、血管を修復し保護してくれます。また、殺菌力や消炎力があるため、火傷の回復や日焼け皮膚の炎症を鎮める効果が期待できます。さらに、女性特有の悩みである生理痛を和らげる効果や、月経不順・更年期障害の緩和にも効果があるといわれています。
廣田農園さんのカレンデュラに対するこだわり・想い
約59年ほどカレンデュラの栽培を続けている廣田農園さん。2013年からは切り花だけでなく食用としての栽培をスタートしました。2019年には、有機JASマークの認定証を取得し、農薬や化学肥料は一切使わずに育てています。また、花が痛まないように1つ1つ手摘みされ届けられているカレンデュラは、女性を中心に日本全国で注目を集めています。
廣田さんは、身の回りの人がけがをしたときに「カレンデュラでできたバーム」などを使ってもらい、跡かたなく傷を治すことができたご経験や、ハーブティーを飲み続けることでアトピー肌の改善に貢献することができたご経験から、もっとカレンデュラの魅力を伝えたいと考えているそうです。淡路島に移住してきた若者からも注目を集めており、様々な化粧品の開発にも取り組んでいるそうです。
今では、地元の高校などで講演をする機会もあるそうで、学生に向けてビジネスを立ち上げたご経験やご自身のエピソードをお話しされていると伺いました。
淡路島で体験できる カレンデュラのお花摘み体験
カレンデュラが咲き始めた3月~4月ごろから廣田農園さんでは収穫体験が可能です。摘み取ったカレンデュラは、乾燥させてハーブティーやサラダなどのトッピング、手作りコスメの材料として使用が可能です。
詳細
- 花摘み 1カゴ 6000円(税込) カゴの大きさ:43㎝×30㎝×高さ23㎝
- 花摘み体験 1000円(税込)お持ち帰り カレンデュラ5本付き
- ご来園可能日時 3月21日(火・祝)~受付終了まで 毎日13時~、14時~、15時~
- WEBサイト https://note.com/hirotanouen/n/nb5cccefccc24
※お花の収穫体験には、事前予約が必須です。必ず前日のお昼12時までにメールでご連絡をお願いします。メールに記載が必要な内容については、上記のWEBサイトの情報をご参照ください。
メールアドレス:hirotanouen.awaji@gmail.com
ドライカレンデュラの活用方法
【ハーブティー】
①ティーポットに大さじ1杯のカレンデュラを入れます。
②熱湯を150ml注いで10分~15分ほど置きます。
③ほんのり黄色く色づいたら飲み頃です。
1輪の花をハーブティーにしたものもあり、お湯を注ぐと花ビラがふわっと広がるのでとても美しいです。
【美容オイル】
顔や身体に使用可能なオイルも手作りすることができます。カレンデュラと一番相性がいいのは「ひまわりオイル」です。
カレンデュラの額に使用可能なオイルも手作りすることができます。カレンデュラと一番相性がいいのは「ひまわりオイル」です。カレンデュラのがくの部分に一番保湿成分が含まれているそうなので、がくのまま浸してくださいね。
廣田農園さんが作った商品が購入できるお店
道の駅「東浦ターミナルパーク」
「フローラル」というお店の中に廣田農園さんのカレンデュラを使用した商品が並んでいます。ハーブティーやボタニカルソープなどが購入できます。
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