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青海波 海の舎(せいかいは うみのや)
全面ガラス張りの店内からは、日本の夕日百選に選ばれた播磨灘の景色を眺めることができます。お食事は淡路島の豊かな食材を使用した和製洋食で、煌びやかな洋食器に乗せられて提供されます。青海波 海の舎(せいかいは うみのや)では、その美しい眺望や美味しい食事だけでなく、店内の内装にもこだわりを感じられます。

〜美しいシャンデリアが輝く、明治の華やかさを再現した店内〜
明治時代の迎賓館がイメージされた店内は、店内中央に置かれた天然石や大きな絵画、洋食器に彩られ、重厚感の中にも華やかさを感じることができます。明治時代にパリから引き継がれたネオバロック様式の特徴がそのまま再現され、日本に居ながらもまるで中世ヨーロッパにタイムスリップしたかのように錯覚してしまう空間が提供されています。

そんな店内で、ひときわ存在感を放っているのが、高い天井から吊るされたベネチアングラスで造られたカラフルなシャンデリアです。陽の光を浴びながら何色にも輝いており、それだけでお店のコンセプトを表現しているといえます。是非、店内2階から眺めて細やかな造形を楽しんでいただきたいです。
〜まるで高級洋食器万博!?〜
続いて店内を彩る洋食器についてお話します。店内に飾られた洋食器は、どれもヨーロッパから集められた一級品ばかりです。

4つの世界に名を轟かせる工房の作品が展示され、その様子はまさに洋食器の万博です。
1.オーストリアの磁器工房【AUGARTEN(アウガルテン)】
作品は世界最高峰の磁器の1つとされ、初めて磁器によるコーヒーカップを作ったとされる磁器工房としても知られています。それだけあって、芸術の都ウィーンからその歴史と芸術を受け継ぐ企業にのみ与えられる『ウィーン・プロダクツ』の認定を受けています。
2.ハンガリーの磁器工房【HEREND(ヘレンド)】
あのヴィクトリア女王が、1851年のイギリスロンドン万国博覧会でディナーセットをヘレンドに注文したという逸話を残す磁器工房です。その後ヘレンドの作品は、ヨーロッパ貴族の間で最高級ブランドとして名を馳せました。
3.ドイツの磁器工房【NYMPHENBURG(ニンフェンブルグ)】
2500年以上の歴史を誇り、今なお形成から絵付まで全て手作業で行われ、絵の具は昔と同じ処方箋、動力には水車が用いられ、その歴史と世界最高峰の名声を併せ持つ磁器工房です。
4.【MEISSEN(マイセン)】
西洋白磁の頂点と称されるマイセンは、ドイツのマイセン地方で作られる磁器の呼称です。
本来であればヨーロッパを渡り歩いたり、展示会を見に行ったりしないと見れない世界に名を馳せる工房で作られた食器が、店内だけの空間で楽しめるとても贅沢な環境が提供されています。
~筆者おすすめの「記念日ペアコース」~
また、特別な記念日には「記念日ペアコース」と称される記念日のためのコース料理もご用意されています。筆者のオススメは、淡路島の海と山の幸を使用した「山海美食コース(5品)」です。
以下のようなコース内容に加えて、記念日ズコットケーキにメッセージプレート、そして生演奏まで付いてくる魅力あふれるコース内容となっております。

■山海美食コース

- 冷前菜:季節の野菜のマリネ 鮮魚のカルパッチョ
- 温前菜:フォアグラのソテー 焼きトマトとマッシュ芋
- 魚料理:天然鯛のワイン蒸し マッシュルームのソース
- 肉料理:淡路牛ロース肉のソテー マスタード添え(自家製ブレット、自家製藻塩バター付き)
- デザート:季節のデザート
- コーヒーまたは紅茶
- メッセージプレート
〜迎賓館の高級感漂う店内で優雅な時間を〜

播磨灘に沈む夕日を見ながら、淡路島の地産地消の食事を楽しむことができる「青海波 海の舎」。美味しいお食事を楽しむことができるお店は沢山ありますが、内装にこれほどこたわりと高級感を見せるお店は珍しいと思います。訪れた際は、店内を鮮やかに照らすシャンデリアや、世界が認めた一級品の洋食器など、明治時代の迎賓館が忠実に再現された内装を是非お楽しみください。