舞台に立てば明るくパワフルなパフォーマンスで観客を魅了するキャスト陣。しかしその裏では、難解な楽譜との格闘や、締め太鼓を叩きながらの歌、時には共演者との“喧嘩寸前”の真剣なやりとりがあったといいます。『舞い踊る郷の響き ―ふるさと Neo Japonism(ネオ・ジャポニズム)―』出演者に、舞台への挑戦、そして淡路島での日々についてお話を伺いました。今回紹介するのは、ボーカルの池野千夏さん。金毘羅船々やおてもやんなど、コミカルでパワフルな歌声を聴かせる彼女の、作品への取り組みを聞きました!
池野千夏氏にインタビュー

①脚本や音楽を最初に読んだ・聴いたときの印象は?
最初に楽譜や台詞を見た時、ひぃーーー!難しいーーー!なんじゃこりゃーーー!!!と思ったのが第一印象です!
いつもと違う音符の羅列で、パッと見ただけでは分からない、リズムや言葉の言い回しに苦戦しました。とにかく、まずは言葉の意味を調べるところからでした。
調べていくうちに『そんな意味だったのか!』と発見が山程あり、楽しかったです。
また、原曲とは違う、ユニークなアレンジが特徴です!気付けば口ずさんでしまう、そんなメロディをお楽しみください。
②役作りで特に意識したこと、こだわったポイントは?
役作りといいますか、私が担当させて頂く曲は、明るくて楽しいものが多く、謝先生から見た私は、そんなイメージなのか!と思い、私の持っているエネルギーを爆発させる勢いでやるように心掛けてます!
難しかったのは、安来節です。歌い回しも然、何よりも脳トレのような銭太鼓に大変苦戦しました。今では、すごく楽しいです!

③リハーサル中に印象に残っているエピソードは?(共演者との関係やエピソードなども)
歌・ダンス・芝居よりも、実は締め太鼓に初挑戦でして。しかも、歌いながら叩くという…!
それはそれは、家の底が抜そうになるくらい稽古しました笑
ヴォーカルの石坂光さんと、リズムや叩き方など意見を言い合い、ほぼ喧嘩になりながら…笑
たくさん稽古しました!おかげさまで今では仲良しです!!
④公演中のルーティンやゲン担ぎはありますか?
ゲン担ぎで言うと、ダンスシューズや本番用の靴、今回だと足袋を左から履くようにしてます。
ずっと前からなのですが、なぜか左から履いた方が上手くいくような気がするからです。
⑤どんな気持ちで劇場を後にしてほしいですか?これから観る方に一言お願いします!
この作品を観て生きる活力になったな!明日からも頑張ろう!良いエネルギーをもらった!そんな風に思って頂けるよう、毎公演全身全霊で取り組んでいます!
日本の古き良き伝統芸能を、新たにアレンジし、変身した最高のステージです。
歌詞の意味や曲の背景をお調べ頂きますと、より楽しめるかと思います!
⑥劇場波乗亭はどんな劇場ですか?
劇場波乗亭は、お客様との距離が近いので、より細かいお芝居や仕草が観て頂けます。俳優達のこだわりが詰まった、一つ一つの動作や呼吸、空気感を肌で感じてもらえる劇場です。

⑥<番外編>淡路島のお気に入りのレストランとメニューを教えて下さい。(こだわりポイントなど)
おすすめのレストランは『クラシック洋食レストラン 海の舎』です。
毎週金曜日に開催されております『ミュージカル&オペラナイト』はコース料理を食べながら観劇出来るという贅沢な時間を過ごせます。
舞い踊るメンバーの中からも出演しておりますので、ぜひ!(私も出演しております笑)
舞い踊る郷の響き -ふるさとNeo Japonism- 概要
淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など古くから伝わる歌を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。日本各地の民謡が万国博覧会のように一堂に会する劇場波乗亭オリジナルドラマティックショー。元劇団四季で初代ライオンキングの坂元健児をはじめ、実力派ボーカルとダンサーが出演します。日本の魅力を再発見するショーをお楽しみください。
ご予約はこちら
一般 4,000円(税込)
小中高生 2,000円(税込)
住所 | 兵庫県淡路市野島大川70 無料周遊シャトルバスをご利用いただけます。 |
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駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 0799-70-9020 |
公式HP | https://awaji-seikaiha.com/naminoritei/ |
予約ページ | https://www.tablecheck.com/shops/awaji-seikaiha/reserve |
営業時間 | 11:00~18:00(公演により異なる) |
定休日 | 木曜日 |