兵庫県の淡路島には、約1,800年から1,900年ほど前の弥生時代後期に鉄器づくりが栄えた丘の上にある村の遺跡五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)があります。誰でも見学することができ日本の歴史に触れ、淡路島の自然の景観に触れ様々な淡路島らしい体験ができる兵庫テロワール旅を満喫するスポットです。
兵庫テロワール旅で五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)を知る
史跡五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)は、弥生時代後期(1~2世紀ごろ)の鉄器づくりが行われた村とされています。23棟の竪穴建物跡のうち、12棟が鍛治工房建物であることが判明し、鉄器づくりが盛んなエリアだとされていました。鉄が貴重とされていた弥生時代に半数以上が鍛治工房であり、同じ場所で100年以上も続いていた他に類を見ない珍しい遺跡とされています。
五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)を散策
五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)の23ある史跡の中には、直径10.5mで柱の本数10本で建てられた大型の竪穴建物が存在しました。発掘調査成果をもとに淡路島の地域住民の方々と鍛治工房建物を復元したものとなります。横に並ぶとスケールの大きさに迫力を感じ、弥生時代の建築技術にも驚きです。
中に入ると10本の柱を中心にたくさんの木々が組まれ天井から少し日の光が入るようになっていました。想像よりも広く感じられました。また、地面には高熱を使用し赤く変色した、鍛治炉の跡が発見されています。またその周りでは鍛治作業に使用された台石や叩き石、砥石といった石道具や、100点以上にも上る鉄器が出土した場所です。また、こちらの大きな建物跡では定期的に鍛治体験を行っておりここでしかできない貴重な体験ができるので兵庫県淡路島の魅力を感じられる兵庫テロワール旅スポットとしてもおすすめです。
五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)の丘を登っていくと、展望台があり五斗長垣内遺跡からどんな景観が見えるのか、遺跡はどういった歴史を辿ってきたのか簡単に記された看板があります。
上から五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)を眺めた景観は、歴史的な史跡と淡路島の緑豊かな自然、青々とした播磨灘と空が広がり淡路島の魅力がぎゅっと詰まっています。淡路島ならではの美しい景観を見たい方は穴場的絶景スポットでもあるので是非足を運んでみてください。
五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)の散策を楽しんだ後は、五斗長垣内遺跡拠点施設にて淡路島の高校生が作成した史跡説明VTRや展示室を見ることができます。実際に出土した鉄器や石道具などがあり、どういったものが出土し、どんな歴史があるのか見て感じることができ弥生時代の淡路島の環境について知ることができます。また弥生の御朱印巡りのイベントも行われており「ごっさ」にちなんで限定5,300枚の御朱印札を1人1枚プレゼントもいただけました。淡路島の歴史、淡路島の景色など淡路島らしいものに触れる兵庫テロワール旅におすすめの隠れた名スポットですのでまだ立ち寄ったことのない方は是非行ってみてはいかがでしょうか。
五斗長垣内遺跡 概要
- 住所:〒656-1601 兵庫県淡路市黒谷1395-3
- 電話番号:0799-70-4217 (五斗長垣内遺跡活用拠点施設)
- 開館時間:09:00~17:00
- 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/28~1/3)
- 見学料:無料
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