現在、淡路島で活躍しているウクライナ出身のバレリーナ「ネリアさん」が24時間テレビに出演しました。ネリアさんは、2022年5月14日にウクライナから避難し、淡路島に来島しました。
ウクライナの独立記念日である8月24日からの4日間は、世界平和への祈りを込めた公演「Sould for Peace」を開催。また、淡路島にてバレエスクールやワークショップを開催し子供たちにバレエの指導をしています。
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今回は、24時間テレビで放送された内容をご紹介します。
ネリアさんの185日の全記録
ネリアさんは、ウクライナの名門バレエ団に合格しソリストとして将来を期待されていました。戦争が始まったと分かったのは、母からの一本の電話でした。家の近くにミサイルが落とされたり、シェルターに逃げ込んだり、危険と隣り合わせの日々を過ごしていました。
「次は、私の家族の誰かかもしれない」そんな恐怖を抱きながら過ごしていたが、「ネリアだけでも安全な場所に避難した方がいい」と言われ、日本に来日することを決意しました。
ネリアさんを支えている兄の存在
今年の24時間テレビのテーマは「会いたい」ー
ネリアさんは、今一番会いたい人は「兄」と話しました。
「家族を残して自分だけ好きなバレエを続け、笑顔でいていいのか」そんな葛藤を抱きながらも、バレエを続けることができているのは、大好きな兄からの言葉があったからです。9歳上の兄は、ネリアさんが日本へ行くことを一番応援してくれました。
「いつまで続くかわからない困難な状況だけど、諦めずにバレエを続けてほしい」
「ネリアがネリアであり続けるために踊り続けてほしい」
この兄の言葉がすごく力になっています。
YOSHIKIさんとの共演
「私の踊りがウクライナのことを知るきっかけになってくれれば」
「日本の人々への日頃の感謝も込めてバレエを踊りたい」
このネリアさんの想いに賛同してくれたのは、X JAPANのYOSHIKIさんでした。YOSHIKIさんは、3か月前に母を亡くし、家族と離れ離れになる辛さをお話しされました。同じようにつらい想いをしているネリアさんの力になりたいと、選んでくれた曲は「ENDLESS RAIN」です。
この曲には、「愛の雨で世界中の悲しみや憎しみを取り除く」という想いが込められています。
28日、国技館から生中継で放送されたステージで、ネリアさんはウクライナの国旗の色でもある美しい青色のドレスを身にまとい、華麗なバレエを披露しました。YOHSIKIさんの美しく感情のこもった演奏と、ネリアさんのバレエは心に響くものでした。
視聴者の声
ネリアさんの強い心に涙
ウクライナへの軍事進攻に関して、どこか遠い国のことのような気がしていましたが、お若い可憐なバレリーナのドキュメンタリーを拝見し、涙がでました。辛い環境でありながら、バレエを続けてこの現状を伝え続けることが私の戦いというコメントに胸をうたれました。戦場に残してきたご家族がさぞ心配だろうと思いました。YOSHIKIさんのピアノとのコラボはとても美しかったです。淡路島に拠点を置かれているとのことで、私も同じ兵庫県に住んでいるので、またネリアさんのバレエが見られる機会があればぜひ応援に行こうと思います。
家族の絆
軍事侵攻により、平和な生活が一変したことや、突然離れ離れとなったご家族の話などを聞くと、胸が痛くなりました。お兄さんが言っていた「ネリアがネリアであり続けるために踊り続けてほしい」という言葉にとても感動し、家族の絆を感じました。YOSHIKIさんのお母さんへの想いと、ネリアさんの想いがリンクした演技がとても美しかったです。ネリアさんの日本での活躍を応援したいし、バレエの公演にも行ってみたいです。一刻も早くロシアの軍事侵攻が終わることを祈っています。
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