人生100年時代という世間の流れやコロナウイルスの感染症拡大により、近年「心と体の健康」は、世界的なブームになっています。こうした中で、これまでの旅行に「心と身体の癒し」を取り入れた新しい旅行スタイルである「ウェルネス旅」が注目を集めています。
今回は、「ウェルネス旅」とはどのような旅なのかをご紹介します。
ウェルネスとは
「ウェルネス」とは、日本語に直訳すると「健康」。国立大学法人琉球大学によると、「ウェルネス」は、1961年アメリカで初めて提唱された言葉だと言われています。その意味は、「輝くように生き生きしている状態」の事。身体的な健康だけを意味するのではなく、広く総合的に捉えた概念の事です。
ウェルネス旅の起源は、紀元前のローマ帝国時代にまで遡ります。当時、戦いで傷ついたローマ戦士たちは怪我や傷、病気を癒すために遠い温泉や公衆浴場へ行きました。中世になると、医学的に温泉による治療が進められるようになりました。温泉地には宿泊できるところなどが作られ、貴族や上流階級、知識人たちの社交場として発展したそうです。
日本でも「古事記」や「日本書紀」に「温泉湯治」の記述があり、貴族などを中心に病気や怪我などの療養で温泉地を訪れていたことが窺えます。江戸時代後期に入る頃、一般の庶民の間にも湯治が広がりました。自由な旅行が許されていなかった当時の庶民にとって、治療を口実とした湯治旅行は、神社仏閣などの参詣と併せた旅行へと変わっていったそうです。
ウエルネス旅の原型ともいえるこの「湯治旅行」は、日頃の疲れを癒す「江戸時代のストレス解消法」となったそうです。「ウェルネス旅」=「旅」×「健康」となります。
日常生活や仕事に疲れると、気分転換にどこか、いつもとは違う場所へ行きたいと思いませんか?
そんな時旅行は、非日常を味わうことが出来て気分転換やストレス解消に最適ですよね。さらに最近では、これまでの観光旅行に別の要素(付加価値)を加える旅として、「心と体の癒し」をプラスした「ウェルネス旅」という新しい旅のスタイルが注目を集めています。
具体的には、旅行中に「健康食」「ヨガ」「瞑想」「フィットネス」「温泉」などが体験できる旅です。さらに癒しだけではなく、美容やダイエットにも高い関心のある方のために、キレイを作るのに役立つ食事が用意されている旅もあります。宿泊先だけでなく、移動中に取る食事にもこだわって身体に役立つものを取り入れるなどすると、より一層キレイを作れそうですね。
淡路島×ウェルネス旅のおすすめ3選
淡路島にも、温泉や豊かな自然に「座禅」や「ヨガ」など、「ウェルネス旅」に繋がる施設があります。いくつかある中で、おすすめ3選をご紹介します。
①望楼 青海波
淡路島の最北端に位置し明石海峡大橋を一望できるウェルネスホテル。「発酵美臓」と「ワーケーション」の2つのステイができます。東館では、発酵王子「伏木シェフ」完全監修による「オリジナル発酵美臓料理」を提供。その「発酵料理」を基に、天然ラドン温泉による現代版湯治と東洋医学で毒素を出し滋養を養い整える「発酵美臓プログラム」を提供しています。その他、深呼吸を意識したストレッチや淡路ハーブオイルを使用したボディトリートメント、サウナ・ジムなども完備。トータルに免疫レジリエンスを高めていきます。
天然ラドン温泉で癒される明石海峡大橋を臨める宿泊施設です。美と健康を意識している方にぴったりのこだわりのお夕食も魅力です。 ネットから予約する
店名 | 望楼 青海波(ぼうろう せいかいは) |
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住所 | 〒656-2401兵庫県淡路市岩屋1833-4 |
アクセス | 【車】新神戸駅・神戸空港より40分、神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより5分。 |
駐車場 | 有 |
電話番号 | 050-3684-4838 |
受付時間 | チェックイン 15:00~/チェックアウト 11:00 |
ウェブサイト | https://www.bourou-seikaiha.jp/ |
予約ページ | https://rsv.temanasi.jp/3/room/search |
②禅坊 靖寧
淡路島北部、日本の子午線である東経135°線上に位置し、360度に広がる淡路島の四季折々の自然を味わえ、心身共にリフレッシュできる施設。設計は、建築業界で最も権威ある賞の1つ「プリッカー賞」を受賞した建築家 坂 茂氏で、全長約100Mのウッドデッキを有し、360度に広がる絶景の中で座禅を行う「空中禅」が体験できます。また2階には禅の瞑想を実施するために設計されたスペースや約3,000㎡に及ぶ広大な敷地内に併設された露天風呂もありマインドフルネスな体験ができる施設となっています。
住所 | 〒656-2301 兵庫県淡路市楠本 場中2594-5 無料周遊シャトルバスをご利用いただけます。 |
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電話番号 | 0799-70-9087 |
公式HP | https://www.zenbo-seinei.com/ |
予約ページ「日帰」 | https://zenbo-seinei.com/onedayplan/ |
予約ページ「宿泊」 | https://zenbo-seinei.com/zenstayplan/ |
駐車場 | あり(無料) |
③農家レストラン「陽・燦燦」
こちらも建築家 坂 茂氏が設計した自然と融和したサステナブルな建築物「陽・燦燦」。こちらの農家レストランでは、目の前の畑で育てられた野菜をはじめ、金猪豚・米粉や和ハーブなど淡路島産の食材にこだわった料理を提供。地元淡路島の野菜を使用した「和ハーブのバーニャカウダー」のソースにはヨモギ味噌・麦味噌・豆味噌で味わえます。そして、「和ハーブティー」も充実。ドクダミ茶・黒文字茶・スギナ茶やしそ茶などがあり、中でも淡路島で栽培されている「無農薬カレンデュラティー」は、ポットの中にまるごと一輪入り、花が開く様子はインスタ映え間違いなしです。しかも、こちらのお茶は約4杯分飲めますので、グループでシェアも出来ます。地元の食材をふんだんに使用した料理で、健康な身体をつくる農家レストランです。
住所 | 兵庫県淡路市野島常盤字源八1510-4 無料周遊シャトルバスをご利用いただけます。 |
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駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 0799-70-9082 |
営業時間 | 11:00~18:00(L.O.17:00) |
定休日 | 水曜日 |
公式HP | https://www.awaji-nlr.com/harusansan |
予約サイト一覧 | Table Check / 食べログ / OZmall |
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