淡路島青ネギ
淡路島では、青ねぎは、薬味、煮物、焼き物などどんな料理にも向く、鮮やかな緑色の青ネギが収穫されます。淡路島の青ネギ生産量は、兵庫県内４位を誇ります。
淡路島青ネギの特徴
淡路島は年平均気温が16℃と年間を通じて温暖なため、ねぎの周年供給が可能です。瀬戸内海に含まれる豊富なミネラルが豊富な土壌、農作物の成長に不可欠な太陽の光に恵まれた豊かな環境で育ちます。大地の恵みを最大限に受けて育った淡路島の青ネギは、シャキシャキの歯ごたえと口の中に広がる豊潤な甘みが魅力です。
淡路島青ネギの歴史
淡路島の青ネギは、平成元年に洲本市大野地域の10人の生産者が栽培を開始したのが始まりです。除草、防虫効果の高いマルチ栽培の実践と、地際部をカットしてから出荷する加工や業務向けの栽培が実施されました。その結果、植え替えなしで2年以上の栽培が可能となっています。
淡路島青ネギの栄養と効能
・硫化アリル
ツンとした香りのもとになる辛み成分です。ねぎの白い部分に多く含まれています。血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにする効果や優れた殺菌作用、抗酸化作用があります。さらに、胃や腸の壁を刺激して消化液の分泌を促進し血中コレステロール値をダウンさせるため、動脈硬化や心臓病の予防にも効果があるとされています。
・ビタミンC
ねぎの緑色の部分に多く含まれています。ストレスから体を守る風邪予防効果、活性酸素を消去する抗酸化作用による動脈硬化の予防効果、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくするといった効果があります。
・β-カロテン
ねぎの緑色の部分に豊富に含まれています。強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を消去して動脈硬化やがんなどの生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
・カルシウム
骨や歯を作るのに欠かせないミネラルで、体内にあるカルシウムの99％が骨と歯に存在しているため、カルシウムをとることは骨粗しょう症の予防につながります。また、筋肉を動かしたり、精神安定などの効果もあります。
・葉酸
ビタミンB群の一種であるビタミンＢ12と協力して赤血球を作り、食べたものをエネルギーに変えるのを助けたり、DNAを正常に作る材料にもなります。
